パンダでもわかるMS-20mini[13] -アンプ+EG2=?-
今日はEnvelope Generator2(略して EG2 )ってところを見ていくよ!
とりあえず、EG1は置いておいて、先にEG2から!
*「EG」について、「DS-10」の項目でも書いてるョ!
MS-20miniの場合は、このEG2が直接AMP(音量)に掛かってきます。
(普通は「EGを→○○に掛ける」って感じで繋いであげる作業が必要だったりすることもあるのだけど)
なので!このEG2の部分をいじると、音量に時間的な変化をつけることができます
「音量に時間的な変化」っていうのは、どういうことかっていうと、、、
例えば、だんだんゆっくりと音量が上がっていくバイオリンの音や、
だんだん音が消えていくピアノ、ギターのような弦楽器の音など、
同じ音でも色んな鳴り方をしているんです!
それをココで調節しまーす!
これ、実は自分で[VOLUME]ツマミで音量調節しながら弾けばできるコトなんだけど、鍵盤を押すたびにイチイチそんなこともしてられないので、その音量調節を鍵盤押した時に自動的にやってくれちゃうのがこのEG2の役割なのですー
で、下の4つのツマミが基本的にEG(エンベロープ・ジェネレーター)と呼ばれる部分。
Attack(アタック)、Decay(ディケイ)、Sustain(サスティン)、Release(リリース)
頭文字をとって『ADSR』なんて呼んだりするョ。
◆Attack Time=音の立ち上がりの時間。「0」の時すぐに音が立ち上がります。
◆Decay Time=サスティンレベルに落ち着くまでの(減衰する)時間。Sustainが「最大」の時は無効になりますー。
◆Sustain Level=鍵盤を押しっぱなしにした時にキープする音量レベル。
◆Release Time=鍵盤から手を離した後に音が減衰して鳴り止むまでの時間。
図にするとこんな感じ。
※それぞれのパラメーターの特徴がわかりやすいようにこんな形の図にしているけど、必ずしもこういう変形した台形みたいになるわけじゃなからネ!
そして、一番上にあるツマミはMS-20mini特有で、他のシンセではあまり見ないよねぇ。
◆HOLD TIME=鍵盤から手を離した後に音が鳴り続ける時間
(Releaseとは違って、手を離す時間を自動的に遅らせるイメージ。)
近づけたい音に似た波形を選ぶのも大事だけど、それよりもこのADSRで音の鳴り方が近い方が、よりそれっぽい音に聞こえるよ!って飼い主の名言デス
具体的に代表的な楽器がどんな感じになるのかはコチラ(DS-10の「EGをアンプにかける編」)を見てみてね!
なんか動画めっけ
ぽらこ
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