monotron

パンダでもわかるmonotron[10] -チューニングをしてみる!-

monotronはSE的な音として使う人が多いと思うけど、
中には鍵盤(リボンコントローラー)でちょっとした音階を弾いてみたい!
って人もいるでしょ?

んなわけで、「チューニングをしてみる!」編。

リボンコントローラーの鍵盤を順に押してみてもちょっと音痴な感じだよねぇ。
これを少しでもドレミファソラシド~♪の音に近づけるようにするのがチューニング。
といってもmonotronの場合、完全に正確なチューニングをするのはちょっと難しいけど
Simg_1521

チューニングするには、耳がいい人はピアノなどのある程度正確な音程が出せる楽器ですることもできるけど、チューナーがあるとやりやすいよ!


[1] まず、monotronの「C(ド)」にあたる部分を押しながらチューナーをチェック!
「pitch」のツマミで調節してチューナーに「C」と表示されるようにする。
Img_1515


[2] 次はさっきのオクターブ上の「C」にあたる部分を押しながらチューナーをチェック!
今度は、monotron後ろにある「レンジ調整」のノブをドライバーで回してチューナーの表示がCに近づくように調節する。
(「pitch」のツマミは動かさないでね!)
Srange_2

※「pitch」も「レンジ調整」もちょっと回すだけで、かなり音程が変わるから"気持ち"回す程度でねぇ~。


ぽらこ

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パンダでもわかるmonotron[9] -エフェクターにもなるの?-

iPodなどの音楽プレーヤーを繋いで、曲にフィルター・エフェクトをかけることもできるょ!
そして、それに合わせてmonotronで演奏することもできるよ!


aux端子のところにプレーヤーを繋いでね!(↓赤い囲みのところ)
Aux1

モード(青い囲み)は「cutoff」がオススメ!

あとは、LFOやVCFのつまみ(黄色い囲み)で色々変化させてみてー!



ちなみに、フィルターがかからない状態にしたい時は
LFO、VCFのツマミをこんな感じにしてみてね!
Original


ぽらこ

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パンダでもわかるmonotron[8] -そもそもアナログ・シンセサイザーってなあに?

monotronはイマドキにしては珍しい『アナログ・シンセサイザー』なんだけど、
そもそも、「アナログ・シンセサイザー」ってなあに?

「アナログ」ってわざわざつけるからには、逆に「デジタル」もあるんだけど、
いま売られているシンセの多くは「デジタル・シンセサイザー」!

どう違うかっていうと、、、
アナログ時計とデジタル時計との違いみたいなもん!
Img_0904



【アナログ・シンセサイザー】

電圧でコントロールして音を変化させていきます~。
Simg_0961
↑自転車こいで電気を発電させるパンダ。電圧が高いほど高音が出ます。 

■温度や湿度が音に影響する!でも、その不安定さがイイ!っていう人もいます。
■物理的に電圧をかけるので、分厚くてあったかい音!
■VCO、VCF、VCAのようにVoltageでコントロールされているのがアナログ!

例えば、昔の有名どころではこんなシンセがあるょ!
200pxminimoog
MiniMoog(ミニモーグ)



【デジタル・シンセサイザー】

音をデジタルで再現(シミュレート)しようとしてるのがデジタル・シンセサイザー!
Simg_0962
↑パンダ、頑張ってこがないとコンピュータのスイッチが入ったり切れたり。

■環境に左右されず、音の出方が安定している!
■同時発音数が多かったり、エディット機能がたくさんあるモノもありま~す。
■DCO、DCF、DCAのようにDigitalでコントロールされているのがデジタル!ただ「OSC(オシレーター)」とか「FILTER(フィルター)」、「AMP(アンプ)」とかって表示されてるモノの方が多いかも?!

最近のシンセはほとんどデジタルだけど、例えばこんなの!
Micro_korg
microKORG(マイクロコルグ)



※ちなみに「DS-10」はエディター画面に「VCO」とか書かれているけど、
もちろん、アナログ・シンセじゃありませーん!
『DSでアナログ・シンセを体験する!』みたいな感じで、ベースとなっている
「MS-10」っていうアナログ・シンセの見た目も再現しているので、
タブンあえて「V」を表示してあるんだと思いまーす。こういうのは例外!


ぽらこ

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パンダでもわかるmonotron[7] -VCFってなあに?-

VCF(Voltage Controlled Filter) =フィルター

フィルターは音の明るさを調節するところ!


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■周波数をカットして明るさを調節します~

音は1音の中にも倍音とか、色々な周波数成分が含まれていて、だから違う音色に聞こえたりするんだけど、シンセサイザーでは、その周波数成分の一部をカットすることで、音の明るさを調節しています~。

Filter_graph1jpg_2


■フィルターには種類がある!


「ロー・パス・フィルター」「ハイ・パス・フィルター」「バンド・パス・フィルター」って言葉、聞いたことあるかな~?!
フィルターには種類があって、おおまかに周波数のどの部分を削るのかを指定!
上をカットしたり、下をカットしたり、上下をカットしたりネ!

フィルターの種類についてはDS- 10で書いたフィルタについてを参考にしてみてね!


【monotronのVCFはロー・パス・フィルター!】

ロー・パス・フィルター(Low Pass Filter)、要するに低い周波数を通しますよー
ってことなので、ある周波数よりも上の周波数をカットするフィルターってこと!

フィルターは他にも色々種類があるけど、 よく使われるのがロー・パス・フィルター!
多機能シンセでは、このフィルターのタイプを選べる機種も沢山ありまーす!
monotronはロー・パス・フィルターだけだょ!

Filter_graph2


■cutoff(カットオフ)


上で、ロー・パス・フィルターは「ある周波数より上をカットする」って書いたけど、
その「ある周波数」のポイントを決めるのが「cutoff」!

monotronのVCFはロー・パス・フィルターなので、、、
・右に回すと、たくさん倍音が含まれた明るい音に、
・左に回すと、こもったような暗い音になっていきま~す!


■peak(ピーク) ※「レゾナンス」って言われたりもします!
「cutoff」近辺にクセをつけて強調させるモノ!
強調させると、ピューン!って突拍子もない音が出たりしてオモシロイよ!

Filter_graph3

289_2




ぽらこ

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パンダでもわかるmonotron[6] -LFOってなあに?-

LFOをかける編のLFOをピッチにかける[3]LFOをカットオフにかける[4]と重なる部分もあるんだけど、改めましてLFOについて!


LFO =Low Frequency Oscillator

耳に聞こえないくらい低い周波数のこと!


■LFOはどんな役割?


簡単に言うと「揺らす」モノ!

Img_0874

Img_68077

で、何を揺らすのかっていうと、一般的なシンセでよく揺らす対象として
設定されているのがこの3つ!

●オシレーターのピッチ(音程) →ビブラートのような効果
●フィルターのカットオフ(明るさ) →ワウのような効果
●アンプ(音量) →トレモロのような効果(monotronではかけられないょ)


なんだけど、シンセサイザーによって、揺らせる対象が限定されたり、
逆に他にもいろいろ揺らすことができる場合もあったりします!
monotronの場合は「オシレーター」か「フィルター」の2種類に
かけることができる
ょ!

どれにかけるかによって、音の変化の仕方が違ってきます~。


Lfo
☆LFOは周期的に揺らすことができるモジュレーションだから、
「pitch」や「cutoff」のツマミを手動ではできないような
音の変化を作ることができるんだょ!


■モジュレーションってなあに?

揺らすモノ、音に変化を与える何かを、揺らしたい対象にかける(ぶつける)こと。!
LFOを限らず、何かで何かに変化を与えることをモジュレーションって言います。



ぽらこ

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パンダでもわかるmonotron[5] -VCOってなあに?-

VCO(Voltage Controlled Oscillator)=オシレーター
P1pitch


このVCO(オシレーター)は発振器のこと!
音作りの素になる一番シンプルな波形を作る(鳴らす)ところ!

で、このツマミではピッチ(音程)を調節できるょ!




■モジュレーションやフィルターが何もかかっていない素の音を
聞いてみたい時はツマミをこんな風にしてみてね!
Soriginal
・「int.」は左に回して、モジュレーション(LFO)がかからない状態!
・「cutoff」は右に回して、周波数をカットしていない状態!
・「peak」は左に回して、何もクセがついていない状態!


☆素の音がイイ音するシンセサイザーは、フィルターやエフェクトをかけると更に
イイ音になるょ!
monotronも素の音がスゴく良いから、是非是非アンプに繋いで聞いてみて!



Img_0863

多機能なシンセサイザーでは、オシレーターで好きな波形を選ぶこともできるんだけど、
monotronの場合は用意されている波形が1つなので、このVCOで調節できるのは
音程(ピッチ)のみですー!ザ・シンプル!☆


DS-10で書いた「音作りの流れ」も参考にしてみてね!


ぽらこ

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パンダでもわかるmonotron[4] -LFOをカットオフにかける-

LFOをかけることを「モジュレーション」(=揺らすこと)って言います~!
で、今回は「カットオフにかける編」!


窓の開き具合によって風の入ってくる時の音が変わるのと似てるょ
Img_0073

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こぽらこが飛んできたから、窓持ったまま後ずさりしてたら窓が全開になっちゃったところ。

↑この絵だと、シュワーッチ!って飛んでくるこぽらこがLFOの役目をしてるぉ。



LFOをカットオフ(フィルター)にかけるとどうなるのか、、、

簡単に言ってしまうと、ワウみたいな効果がでるょ!
(正確には、ワウになるのはサイン波のLFOをかけた時なんだけど)





【フィルターってなあに?】

「フィルター(VCF)」っていうのは、音の明るさを調節するところ!



【カットオフを弄るとどう変わる?】


・cutoffを上げる、開ける(右に回す)・・・明るくてはっきりした音になる
・cutoffを下げる、閉じる(左に回す)・・・こもったソフトな音になる(最終的には音は出なくなるょ)



【どうやってコントロールする?】

P1_2_2

●rate・・・LFOの速さ
ツマミを回して調節した速さに合わせてライトが点滅!

●int.・・・LFOのかけ具合
「int.」を一番左にすると、LFOをかけないようにできるょ。





■LFOがかかっていない状態

C1

■LFOをかけるとこんな風に音がワウワウ
※モノトロンのLFOの波形はノコギリ波なので、図にするとこんな感じ~。
C2

■「rate」を上げるとワウワウするスピードが速くなって小刻みに
C3

■「int.」を上げるとワウワウの振り幅が大きくなる
C4




ぽらこ

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パンダでもわかるmonotron[3]-LFOをピッチにかける-

LFOをかけることを「モジュレーション」(=揺らすこと)って言います~!
で、今回は「ピッチ(音程)にかける編」!

Img_0817

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LFOをピッチにかけると、どう変わるのか、、、

簡単に言ってしまうと、ビブラートみたいな効果がでるょ!





■LFOをピッチにかけた時のイメージ
Photo_2
普通なら同じ音が一定に鳴っている状態なんだけど、LFOの横やりが入ると、
その押さえている手がブレるので、ピッチが揺れる!



【どうやってコントロールする?】

Pitch_lfo_3

LFOのツマミには2つ、「rate」と「int.」があります~。

rate・・・LFOの速さ(周波数・音程)
ツマミを回して調節した速さに合わせてライトが点滅!

int.・・・LFOのかけ具合
「int.」を一番左にすると、LFOをかけないようにできるょ。





■LFOがかかていない状態

G1

■LFOをかけるとこんな風に音がウネウネ
※モノトロンのLFOの波形はノコギリ波なので、図にするとこんな感じ~。
G2

■「rate」を上げるとウネウネするスピードが速くなって小刻みに
G3_2

■「int.」を上げるとウネウネの振り幅が大きくなる
G4





ぽらこ

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パンダでもわかるmonotron[2]-電源を入れる!×モジュレーション-

第一回書いてから1ヶ月経っちゃってた(笑)

んなわけで、モノトロンの大まかな機能はこんな感じ!
細かい部分は追々書きまーす。

P12_2

で、まずは電源の入れ方から~。単4電池2本で動くょ!
Stand
この切替スイッチで「standby」が電源OFFの状態!
なので、下の「
pitch」か「cutoff」のところに切り替えると電源が入ります!

その時に、どちらを選ぶかで音の鳴り方が少し違ってくるよー。

■standby: スイッチOFFの状態
■pitch ]mod: スイッチONの状態(LFOでピッチをモジュレーションする)
■cutoff ]mod: スイッチONの状態(LFOでカットオフをモジュレーションする)



Modulation
↑これはあくまでイメージです(笑)


【モジュレーション?】


モジュレーションは、いわゆる音に横やりを入れて変化を与えるコト!
例えば、まっすぐ流れてる水に指を入れると水がふにゃふにゃ~ってうねって
流れ方が変わるでしょ!その時の指がモジュレーションの役目になってます~。

んで、ここでいうモジュレーションは「LFO」!

要するにLFOをピッチ(音程)にかけるか、カットオフ(フィルター)にかけるかってコト


■LFOでモジュレーションされたピッチやカットオフは↓のような揺らされた音になるよ。

ピッチにかける→音楽的な言葉で言うと「ビブラート」
カットオフにかける→音楽的な言葉で言うと「ワウ」




【LFOって?】

Low Frequency Oscillatorの略なんだけど、ものすっごい低周波ってことです!
人の耳には聞こえないくらいの低い音なんだけど、これをモジュレーションとして
かけることで、音に揺らぎを与えて変化をつけることができるんだょ。

まぁ、詳しくはまた今度




ぽらこ

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パンダでもわかるmonotron[1]-ポケットサイズ!-

monotron(モノトロン)
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最近のシンセはほとんどがデジタルシンセサイザーだけど、
これはアナログシンセ!そして、とってもシンプル☆

昔のアナログシンセって、すっごく大きいのばかりだったらしいんだけど、
これはポケットサイズ!小っちゃーい!!



こぽらこサイズのモノトロンで~す~♪
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ぽらこ

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