パンダでもわかるMS-20mini[20] -外部の音と一緒に♪-
例えば、iPodなどの音楽プレイヤーを「EXT SIGNAL IN」てとこに繋いでみて!
鍵盤を押している間プレイヤーからの音がそのまま流れてくるよ~♪
ついでに一緒に鍵盤で演奏もできるよ~。
鍵盤の音を出さずに、
ただ外部音出力のON/OFFのみしたかったら「VCO MIXER」でVCOの音量を下げてネ。
音楽に合わせて演奏もどきみたいなコト、できちゃうねぇ
ぽらこ
例えば、iPodなどの音楽プレイヤーを「EXT SIGNAL IN」てとこに繋いでみて!
鍵盤を押している間プレイヤーからの音がそのまま流れてくるよ~♪
ついでに一緒に鍵盤で演奏もできるよ~。
鍵盤の音を出さずに、
ただ外部音出力のON/OFFのみしたかったら「VCO MIXER」でVCOの音量を下げてネ。
音楽に合わせて演奏もどきみたいなコト、できちゃうねぇ
ぽらこ
ホイールっていうのは、鍵盤の左にある車輪のようなグリグリするやつのコト!
普通のシンセでは、これをグリグリやると音がうねったりすると思うけど、MS-20miniはデフォルトでは、何にも繋がっていないのでグリグリしても何も起こらないょ
で、ピッチベンドっていうのはよくあるホイールを動かすとピッチ(音程)がぐぃ~んってなるやつ(笑)要するにモジュレーションがかかってます!
というわけで、パッチングをしてあげる必要があります!
パッチ穴のホイールにあたる部分は赤く囲ったところ(日の出みたいな半円形の図が描かれている)です~。
なので、ホイールで何かしらアクションをしたい!と思ったらココとどこかを繋いであげてネ!
で、今日はホイールでピッチベンド(モジュレーション)がかけられるようにしてみようっ!!編。
①繋ぐのは1本 「ホイール」と「TOTAL」ってとこをを繋ぎます!
音程(VCO)とフィルター(VCF)のモジュレーション(LFO)をホイールでかけられるようになるヨ。
②モジュレーションの種類と速さを調節
ホイールをグリグリしたときに、どれくらいモジュレーションするのか、
緑で塗ったところ(ぶつける波形の種類と速さ)を設定!
③掛け具合を調節
「TOTAL」っていうのは白塗りした「掛け具合」のところのツマミ3つに影響してくるょ♪
なので、このパッチングの仕方の場合、ピッチ(音程)とともにフィルターのモジュレーションも同時にできちゃいます!もちろん、各「掛け具合」のツマミを「0」にしておけばピッチだけにかけることもできるし、フィルターだけにかけることもできるヨ
③CUTOFF値を設定!
フィルターをモジュレーションする場合は、黄色で塗ったCUTOFF値を設定してあげてね。ホイールを最大限にグィ~ンってした時の最大値が白く塗ったところ(掛け具合)の値になりますー。
モジュレーションについてはコチラ⇒「ピッチにかける」「フィルターにかける」を見てみてね!
ぽらこ
今度はフィルターを揺らすよ!
基本はVCOにモジュレーションをかけるのと一緒の原理で、
揺らす対象がVCF「フィルター」(音の明るさ)になるってだけのお話デス
monotronの項目でもモジュレーションについて書いてるよ。
≪FILTER(VCF)≫
・LowPassFilter:赤く塗ったところ。
そのすぐ下の「CUTOFF FREQUENCY MODULATION」(赤で囲ったところ)がモジュレーションの調節ツマミで、カットオフにモジュレーションがかかります。
・HighPassFilter:黄色く塗ったところ。
そのすぐ下の「CUTOFF FREQUENCY MODULATION」(黄色で囲ったところ)がモジュレーションの調節ツマミで、カットオフにモジュレーションがかかります。
◆MODULATION → FILTER(HIGHPASS/LOWPASS)
フィルターを開けたり閉じたり開けたり閉じたり!フィルターを揺らすよ!
「MODULATION GENERATOR」(緑色で囲ったところ)で、
・【WAVEFORM】(どんな波形をぶつけるのか)
・【FREQUENCY】(どれくらいの速さで揺らすのか) を設定できます!
各フィルターの「CUTOFF」を揺らすので、モジュレーションをどれくらい深くかけるのかを各「CUTOFF FREQUENCY MODULATION」の上のツマミ(緑色で塗ったところ)で調節します!
→上手く調節するとワウみたいになるョ!
◆EG2 → FILTER(HIGHPASS/LOWPASS)
音の立ち上がりや鳴り終り時の、フィルターの開け閉めを自動的にやってくれるところ VCOの時とは違って、フィルターにはEG2がかかります~。
「ENVELOPE GENERATOR2」(水色で囲ったところ)で、【HOLD TIME】と【Attack】、【Decay】、【Sustain】そして【Release】を設定をしておいて、各フィルターの「CUTOFF」を動かすので、EGをどれくらい深くかけるかを「CUTOFF FREQUENCY MODULATION」の下のツマミ(水色で塗ったところ)で調節します!
「EG」がわからない人はこっち見てみて!掛ける側のMODULATIONはVCO(ピッチ)にかけるのと共有しているョ!
EG2はAMPにかけるのと共有しているョ!
モジュレーションの繋がりを図にまとめるとこんな感じ
ぽらこ
モジュレーションてなあに?
音に横やりを入れて、揺らしたり変化を与えるコトをモジュレーション(MODULATION)て言うよ。
モジュレーションでは、「何(Source)」を「何(Destination)」に「どれくらい(Depth)」掛けるのかを設定するのだけど、今日は「ピッチを揺らす編」なので、掛ける先は「VCO」で!
monotronの項目でもモジュレーションについて書いてるよ。
この緑枠のMODULATIONでは人の耳に聞こえないくらいの低周波(低い音)をオシレーター(VCO)にぶつけることで音を揺らしたり変化させたりします~
俗に言う「LFO」ネ。
クリックすると拡大できます!
◆MODULATION → VCO(PITCH)
音程(ピッチ)を揺らすよ!
「MODULATION GENERATOR」(緑で囲ったところ)で、
・【WAVEFORM】(どんな波形をぶつけるのか)
・【FREQUENCY】(どれくらいの速さで揺らすのか) を設定できます!
そして、それをどれくらい深くかけるのかを「FREQUENCY MODULATION」の
上のツマミ(赤い囲いの中の緑色で塗ったところ)で調節します!
→上手く調節するとビブラートみたいになるョ!
◆EG1 → VCO(PITCH)
音の立ち上がり、鳴り終り時の、ピッチの上げ下げを自動的にやってくれるところー。ちなみに、ここでの[Release]はEG2のRelease(音量の減衰時間)が「0」の時は弄っても意味ないょ!EG2のReleaseが下がってると鍵盤を離した後に音量自体が出てないことになるので。
「ENVELOPE GENERATOR1」(水色で囲ったところ)で【Attack】と【Release】、
そして【DELAY TIME】(EGが発動するまでの時間)の設定をしておいて、
それをどれくらい深くかけるかを「FREQUENCY MODULATION」の
下のツマミ(赤い囲いの中の水色で塗ったところ)で調節します!
「EG」がわからない人はこっち見てみて!
ぽらこ
MASTER TUNE: MS-20miniの全体のチューニングができるよ!
チューニングってなあに?
ギターなどの弦楽器では、よく何弦が何の音でー、とかチューナーを使ってチューニングしているよね。ピアノだとちゃんと資格を持った調律師さんががチューニングしたりするけれど、シンセのチューニングって???
楽器を演奏する時、大抵 ドレミ~ って当たり前のように同じ音が出るけど、
それは例えば 「[ド]は○Hzの音ですよー」 って決まりがあって、その決まりに合わせているから全部同じ [ド] の音が出るわけです!
その○Hz(ヘルツ)を合わせるのがチューニング!
音の高さの単位はHz(ヘルツ)で表します(数値が大きいほど高音デス)
【MASTER TUNE】では、ドレミ単位じゃなくて、もっと細かいHz(ヘルツ)単位で音程を調整することができます!
でも、数値が表示されてるわけじゃないので、耳で聞いて合わせてね♪
値が[0]の時、普通のピアノと同じ、ほぼ A=440Hz くらいになってるよ
鍵盤を代表するピアノの場合、、
普通は真ん中のA(ラ)の音が440Hzになっているのだけど、オーケストラ演奏ではその基準のHzが442Hz~445Hzと違うチューニングで演奏されることもあったり、管楽器は違うチューニングだったりするので、一緒に演奏したい時はそれに合わせてチューニングすれば対応できるネ!
数値表示がないので、かっちりピッタリ合わせたい人はチューナー使ってみて~!ちなみに、日本では「A=440Hz」が導入される前は「A=435Hz」だったらしいー。
ドイツ語圏では高い音のチューニングが好まれるんだってぇ~
あと、曲のキーを変える時なんかも多少は使えるかもねん
ぽらこ
鍵盤を弾いた時に、前のノート(音)から次の異なるノート(音)へのピッチ変化を滑らかにする機能がポルタメント!
前に描いた絵がわかりやすいから、またそれ載せときまーす
イメージとしては、階段がお餅みたいに柔らかくなる感じー
↓
値を上げるほど、目的のピッチになるまで時間がかかります。
弾く曲のテンポに合わせて調節してあげてネ!
ぽらこ
今日はEnvelope Generator2(略して EG2 )ってところを見ていくよ!
とりあえず、EG1は置いておいて、先にEG2から!
*「EG」について、「DS-10」の項目でも書いてるョ!
MS-20miniの場合は、このEG2が直接AMP(音量)に掛かってきます。
(普通は「EGを→○○に掛ける」って感じで繋いであげる作業が必要だったりすることもあるのだけど)
なので!このEG2の部分をいじると、音量に時間的な変化をつけることができます
「音量に時間的な変化」っていうのは、どういうことかっていうと、、、
例えば、だんだんゆっくりと音量が上がっていくバイオリンの音や、
だんだん音が消えていくピアノ、ギターのような弦楽器の音など、
同じ音でも色んな鳴り方をしているんです!
それをココで調節しまーす!これ、実は自分で[VOLUME]ツマミで音量調節しながら弾けばできるコトなんだけど、鍵盤を押すたびにイチイチそんなこともしてられないので、その音量調節を鍵盤押した時に自動的にやってくれちゃうのがこのEG2の役割なのですー
で、下の4つのツマミが基本的にEG(エンベロープ・ジェネレーター)と呼ばれる部分。
Attack(アタック)、Decay(ディケイ)、Sustain(サスティン)、Release(リリース)
頭文字をとって『ADSR』なんて呼んだりするョ。
◆Attack Time=音の立ち上がりの時間。「0」の時すぐに音が立ち上がります。
◆Decay Time=サスティンレベルに落ち着くまでの(減衰する)時間。Sustainが「最大」の時は無効になりますー。
◆Sustain Level=鍵盤を押しっぱなしにした時にキープする音量レベル。
◆Release Time=鍵盤から手を離した後に音が減衰して鳴り止むまでの時間。
図にするとこんな感じ。
※それぞれのパラメーターの特徴がわかりやすいようにこんな形の図にしているけど、必ずしもこういう変形した台形みたいになるわけじゃなからネ!
そして、一番上にあるツマミはMS-20mini特有で、他のシンセではあまり見ないよねぇ。
◆HOLD TIME=鍵盤から手を離した後に音が鳴り続ける時間
(Releaseとは違って、手を離す時間を自動的に遅らせるイメージ。)
近づけたい音に似た波形を選ぶのも大事だけど、それよりもこのADSRで音の鳴り方が近い方が、よりそれっぽい音に聞こえるよ!って飼い主の名言デス
具体的に代表的な楽器がどんな感じになるのかはコチラ(DS-10の「EGをアンプにかける編」)を見てみてね!
なんか動画めっけ
ぽらこ
今日は、音の3大要素の3つ目、「AMP」についてデス!
でも、よーく見るとアンプのところ絵だよ
コレは、、、
【オシレーター、フィルター】で出来た音に
→【EG2(もしくはEXT)】が横やりを入れて、
→【VOLUME】を通ってOUTされますよー!
っていう解説図らしいょ。ちなみに!
元祖MS-20はちょうどこの図の下にアンプの回路が設置されていたんだって!!
言ってみれば『アンプ=音量』なので[VOLUME]ツマミで音を大きくしたり小さくしたり、調節するだけなのだけど、ココに横やりを入れる感じで変化を与えてあげることができるのが「EG2&EXT」
「EG2」については次回説明するよ!
「EXT」はパッチのところなので、また改めて!
ぽらこ
ハイ・パス・フィルターは高域を通すのでHigh Pass Filter。
低域からだんだんと周波数を削っていきます!
こちらもDS-10の項目でも書いてるよー。
◆上のツマミ、CUTOFF FREQUENCY
ハイパスの場合はローパスと逆で、低域からだんだん削っていきます~。
なので、削るとシュワシュワした軽い感じの音になるょ。
◆下のツマミ、PEAK(=レゾナンス)
これはローパスの場合と同じで、削った最終的な周波数位置(カットオフポイント)の近辺を目立たせる機能。
ぽらこ
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